自分よりも一回り小さな身体は思わず突然の衝動と共に抱きしめたくなる。 抱きしめて、抱き締めて、 嫌がって身じろぎする姿も愛しく更に強く抱きしめる。 拘束の快感だ。 今のこの瞬間、彼は私のもので私の思い通りになる。 嫌がれば嫌がる程強く拘束し、諦めて力を抜いた隙に唇で彼の至る所に触れる。 優しく啄むように。 この愛しさを告げるように。 大人しくなった彼は、項垂れて諦めた様子を見せながら この腕から抜け出すタイミングを狙っている。 彼は拘束をされるのが嫌いなのだ。 口づけに夢中になっている隙にするりと腕から抜け出されると恨みがましい瞳で私を睨みつけてくる。 あぁそんな顔で私を見るのは君しか居ない。 一瞬で熱く燃え上がる感情に任せ彼を追うとドアの奥に逃げられた。 「人の嫌がる事をするのは悪い事だって、子供の頃に教わったろう!」 ドアの向こうから怒った彼の声が聞こえるが あいにく私は他人に嫌がられる行動はしたことがない。 誰一人私の行動を咎めるものなど居なかった。 そういえば、アルティシアがよく私に小言を言っていた気がするが、それはまた別の話だろう。 さぁ早く私の腕の中に帰って来てくれないか、大事な君よ。 |
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