エドワード・エルリック2- 冷たいからだ vol 4


「こうすれば少しは女っぽく見えるだろ?」

三つ編みを外すとウェーブがかった金色の長い髪が揺らめく。
未発達の淋し気な表情は性別を感じさせず、美しく見えた。

確かに自分は何もしていない。

私がベッドに身体を沈めると、少年は慣れたように跨いで来る。
制服の前合わせを機械鎧の腕を使い器用に外す。ベルトのバックルを外し、スラックスの前を緩めると次は自分の服をゆっくり脱いでいく。何かに決死するように。

「あぁ、大佐…あったかい」

肌と肌が密着した第一声だ。私は自分の上に泳ぐ滑らかな髪を撫でてみる。
胸はないが、滑らかな肌と機械鎧の無骨な手触りは今までにない興奮を掻き立てた。
少年から受ける愛撫は、どれも熟れていて、この行為自体が初めてではないことを充分に伺わせる。
私の身体に熱が集まると、下着から其れを取り出し躊躇なく口に含む。

「大佐の、おっきい……入るかな…。」

更に質量を高める其れを執拗に舐めながら、うっとりと扱きあげる。

「下着汚れちゃうから、下だけ脱いで貰っていい?」
「それも、してくれるのだろう?」

ロイの意地の悪い微笑みに俯きながらも頷くと、ずるずるとロイのスラックスと下着をずらしていく。
其れが終わり自分自身の物に手をかけるとロイの手に阻まれた。

「それは、私に任せたまえ。」

いきなりの私の発言に少年の顔が見る見る紅潮していく。その顔が見たかったのだよ。

「跨ぎたまえ」

少年に指示を促す。従順に身を起こす姿は、日頃の悪ガキを思えば何たる可愛いことか。
ゆっくりベルトに手をかけると、ゴクリと唾液を飲み込む音が聞こえる。
ジッパーを下げ静かに…順を追って…肌を露出させていく。
剥き出しになった下半身に思った以上の嫌悪感はない。むしろ愛らしいと言いたいくらいだ。

「笑うなよ…」

いつのまにか口元が緩んでいたか、恥ずかし気な困った顔で叱咤される。

「これからどうするのかね?」

知らない訳では無いが、あえて聞いてみる。少年の様々な顔が見たい。
沸々と湧いて来る好奇心と征服欲。

「コレから…」

少年は静かに目を閉じる。心無しか睫毛が震えているが、ゆっくりと自らの指を口にした。
『その指で先程まで私に触れていたんだろう。』言いたかった言葉は飲み込んだ。

「美味しいかい?」 訪ねると、うっすらと瞳を開けて眉根をよせる。

「大佐の、味がするよ…。…すげぇ………まずい」

くっと喉が笑う。やはりこの少年は鋼の錬金術師だ。
私を相手にする程、熱を持つ程、欲求が溜まっていたとは笑わせる。
しかも『後ろでないと』いけないとは、誰に仕込まれたのやら。

「んんっっ……ふっ…。  ……は…ぁ」

気付けば少年は自らの唾液に塗れた指で、自らの菊口を弄っている。
一本、又一本、指が増えていく程に切な気に吐息が漏れ、瞳が虚ろに開いていく。


「あぁ…『  』」


少年の口が何かを象った。
虚ろな瞳と視線が合うと、ゆっくり私の首に腕を廻してきた。

「入れるね…。」

ふぅと耳もとで吐息が漏れる。今までかつて聞いたことの無いような甘い吐息。
そうしてから私の分身に手を添え、
…静かに腰を降ろしていく…。

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